友達ができたと思ったらアムウェイの勧誘だったよ
私は交友関係を狭いことが悩みで、友活をしていたときその人に出会いました。
内向的な性格で日常で友達を作るのは難しいため、趣味を通じてなら友人が作りやすいだろうとネットである女性と知り合いました。
ファーストセッション
都内の大きい駅で待ち合わせをしてカフェに行きました。
30歳ぐらいの女性で服装はキレイめ、学級委員でもしてそうな感じのお姉さんがいらっしゃいました。Aさんと呼ぼう。
せっかくのカフェなので甘いドリンクを頼んだ私に対して、お茶を頼んだAさん。
まぁ、健康志向なんだなぁと感心しつつ相手の様子を伺います。
仕事熱心で営業さんやキャリアウーマンの雰囲気をピシピシと感じます。スケジュール表は予定でいっぱいで、毎日いろんな人に会って話したり勉強会に参加しているらしい。
人生の目標だとか、どうやって生きていきたいとか、気軽な友人との会話というより真面目な会話ばかりで少し疲れてしまいました。
ちょっと意識高い系で面倒臭いけど、真面目で芯の通ったところは素敵だと思い、ふんふんと話を聞いておりました。
自分にないものを持つ人から学ぶのはいい経験になるだろうと、この人と何回か会ってみようと思ったのでした。
セカンドセッション
頻繁に料理会や勉強会のお誘いが来ていましたが、面倒に思い全て断っていました。
「●●ちゃんの人生に役に立つ人を紹介したいんだ〜。こういうセミナーがあるんだけど来ない?」
交友関係に飢えていた私は興味があったのですが、何しろ人見知りで出不精なものでまぁ面倒臭かったのです。
何度か誘われたあと2回目に会った時は、Aさんは知り合いの女性を連れてきました。
こちらもAさんとは違うタイプでしたが、「人生に目標を持って出会いに感謝して生きよう!」みたいな雰囲気を感じる人で、またまた気後れしてしまいました。
「自分の行いは必ず自分に返ってくるから、人には感謝して生きなきゃいけないよね!」みたいな話を二人で話していてなんだかスピリチュアルな匂いもしてきましたが、なるほど感謝の気持ちは大切だよなと納得してこの日も無事に終わりました。
3回目
「アムウェイって知ってる?」
カフェで待ち合わせをしてとりあえず飲み物を注文した途端、カバンからごそごそをカタログと筆記用具をと取り出したAさんは話を始めました。
18時ごろの待ち合わせだったので、晩御飯でも食べながらお話するのかと思っていたので面をくらいました。
マルチ商法のあまり良くないものだという覚えはありましたが、何をしている会社なのかは全く知りません。
『Oh...今までの友好関係は勧誘までの伏せんに過ぎなかったのか.....』
少し悲しかったのものの、せっかくだからアムウェイの勧誘を受けるのもいい経験になるかもしれないと話を聞く姿勢に入りました。
一通り話を聞いて商品自体は試すのは悪くないかなと思いましたが、そこまでの興味は持てませんでした。
話を聞いていて変だと思ったことを訊ねると、ムッとした顔をした後関係のない話に持って行くのでなんだか怖いなぁと思い始めました。
Aさんといい、Aさんの知り合いといい、話を聞くに頭の良い女性でした。
どうしてこんなのに引っかかるのだろうと不思議に思いました。
同時に「どうしよう、2回も私と会って勧誘できなかったらこの人かわいそうだな。」
話には同意するふりをしてやんわり断って帰ろうと思いました。
Aさんの人柄とアムウェイを盲信していることは関係ないとは思うのですが、
友人関係を続けるのは無理でした。
興味深い経験でした。。。