ゲームでチートをして学んだこと。
前の記事でゲームが嫌いだと言ったけれど、
引きこもっていた時期にパソコンのフリーゲームにハマっていたことがある。
ネット上にはシミュレーションゲームから、アクション、RPGなど凝った作品が無料でたくさんあって、インストールすればすぐできる。
私はRPGゲームを好んでよくやっていた。
RPGといえば、どんな物語があろうと大体は同じ。
敵を倒すことで経験値を得て、レベルアップさせて更に強い敵を倒すだけなのだけ。
1つ1つの戦闘は単純で面白みもない。
けれど戦闘を重ねるごとに少しずつレベルが上がり、前倒せなかった敵が簡単に倒せるようになると嬉しい。
物語が進むにつれ、仲間が増え気に入った仲間なんかができたりするわけだ。
何を得るわけではないけども、それなりに楽しんでやっていた。
ある日、ゲームのステータスをいじれるフリーソフトを見つけた。
攻撃力や防御力、HPやら経験値なんかの数値を自由自在に変えられるものだ。
正直レベルをあげる作業はとても面倒くさい。
それがなくなるならゲームを快適にできるだろうと思った。
ところが、全くゲームが楽しくなくなった。
はじめは倒せない敵を倒せるようになるまで少し数値をいじっただけであったが、一度数値をいじってしまったら正当な努力など馬鹿らしくなってしまった。
ゲームのはじめから、ステータスをマックスに所持金額もマックスという夢のような状態にしてみたけれど、楽しかったのははじめだけ。
努力を重ねる過程があったから面白かっただけなのかと妙に納得した。
今私はもがいている。
引きこもってたし、仕事も人間関係も自信がない。
でも。
この、もがいてる過程が人生で面白いことなんだと思う。
ということは、私は人生をエンジョイしてるわけで…。
つまりはリア充なわけですよ。
と思ったら少し強気になれました。
おわり