水彩画を初めて描いてみた。
私が住んでいる市町村では色々な市民講座が受けられます。
英会話から、ヨガ、料理教室、音楽、古文書講座など幅広いものが用意されています。
民間の教室に習いに行くより、ずっとリーズナブルで短期間で終わるので、何か始めたいときにぴったり!
市が運営するサイトに講座の情報が掲載されるのでたまにチェックしておりました。
そこで目についたのが「初心者向け水彩画教室」!!
2ヶ月足らずの期間ですが、週1回のペースで1日3時間、トータル7500円!
安すぎんか…ええのんか。
先生は美大出身の若い画家の先生。
美術館にたまに赴いたり、最近ではデザインの勉強をしており、自分でも素敵な作品が作れたらと密かに憧れていたのです。
即断即決で申し込み無事に先週から通い始めました。
1回目はデッサンでリンゴを描き、本日の2回目は初めて絵具を使ってリンゴを描きました。
私以外の生徒さんはみな経験者…
手練れとみられる生徒さんも見受けられる!
ちなみに私は水彩画の前にデッサンすらよくわかりませんが、とりあえずはそんなことは気にしません。
先生の説明を受けても、何から始めたらいいのかわからない私。
他の生徒さんはさっさと作業を始めています。少し心が折れました…。
初心者用の教室ちゃうんか…。
今日の授業の流れはこんな感じでした!
構図を決めて
↓
軽く下書き
↓
絵具塗り塗り
構図は何が良いのかよくわからないので、とりあえず角度を変えてリンゴを2個描いてみることにしました。
鉛筆で刺さった輪郭と影を描いて下書きは完成。
どうやら水彩画は全色絵具をパレットに出すことから始まるようです。
当たり前のようにみなさん絵具を出していて困惑しました。
「えぇ…全部使うの?リンゴだから、赤とか黄色とか、茶色だけでいいんじゃないの…?」
と思いつつも指示に従います。
よくわからないので、とりあえずリンゴをしげしげと眺めました。
よくよく見てみると複雑に色が重なり合っていてどう表現したらいいのか、皆目見当がつきません。
試しに、明るいところを黄色に塗り赤っぽく見えるところは薄ーく赤く塗ってみました。
そこで動きが止まった私を観察していた先生がアドバイスしに来てくれました。
先生が説明しながらお手本に私のリンゴを手直ししてくださったのですが、内心は「??」が広がります。
ここ紫ちゃうやん、そんな色ちゃうやん。
そんな絵具混ぜ混ぜして、ドバドバ塗るもんなん??
どうやら、私は勘違いしていたようです。
見た通り忠実に描くものかと思っていたのですが、絵に対する概念が崩れ去りました。
周りの生徒さんの絵を眺めると多種多様!!
使ってる色も、塗り方も人によって全く違う。
なんだこれ。
先生が何度もアドバイスを私なりに噛み砕きました。
「はーん、よくわからいけど
明るいとこは明るく、暗そうなとこは紫やら青を混ぜて暗くすればええんやな。
出っ張ってるとこは強調すんだ。
一見赤に見えても赤だけでは塗らず、いろんな色を重ねて全体的にいいようにまとめるんだな。底の照り返しのとこは明るくすると…」
ほいで、完成したのがこちら!
こんなんでいいのかしら…と思いつつも
完成した作品を遠くから見ると、意外と様になってることに驚きました。
あんな紫になったところがいい感じに影になってる。悪くないじゃん!!と感動。
最後に生徒さんの絵をまとめて、先生が品評会をします。
他の生徒さんの絵を眺めていると、いろんな表現方法があるのだと感心しました。
個性があってどれも素敵。
私の作品も先生から褒められてすごいうれしかった❤️
(先生は褒めて伸ばす派で個性を大事にしてくださいます。)
また来週も頑張ろう😆