妹を甘やかすのは自分のためだった。
私には5歳下の妹がいます。
歳の離れた妹というのは可愛いもので、小さい頃から進んで面倒を見てきました。
私の中で妹の世話をするのが当たり前で、思い出せば妹のテスト前に深夜まで勉強に付き合い、バレンタインのお菓子は一緒に作ってやり、結構面倒くさいとことも苦なくやってきました。
妹の困った姿を見た途端、なんでもやってあげることが私の使命になるのです笑
妹が甘えて頼ってくれるのがうれしかった。
喜んでくれる姿もうれしかった、
でも最近、違和感が生じました。
妹はもう成人して23歳になります。
ここらでお節介は控えめにするべきだという思いが核心に変わりました。
妹は能力のない人間ではありません。
小さい頃から周りがなんでもやってくれるので、それに甘んじてきただけのことです。
放っておくと自分で色々見つけてきてうまいことやっています。
私がやってあげることで妹の成長と自立の機会を奪っていたのだと今はわかります。
本当に妹は私にそうして欲しかったのかもわかりません。
甘えると私が喜ぶからそうしてくれるのかもしれません。あるいは習慣かも。
私の妹という役割を演じさせてしまっているのかもしれません。
私には問題がありました。
自分に自信がないから、誰かのために何かをすることは安心することでした。
したいことも何もない私は誰かの意思に任せて行動することが楽だったのです。
変わりました。
嬉しいことに、自分の好きなことやしたいことができたのです。
誰かの世話よりしたいことがあるなんて素敵。
例年通り、自分のバレンタインを作った後に妹のバレンタインの手伝いをしていたのですが、途中でやめて寝るところです。
明日はデートなので早めに退散してきました。
お互いが自立した新しい関係が築けますように。
おわり